クリード2を見たので、その30年前の話であるロッキー4炎の友情を見返しました。それは、ちょっと古臭くはありつつも、中二病患者の気持ちいいツボを押しまくる最高の処方箋でもありました。ロッキー4/炎の友情 1985年アメリカ製作。

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|ロッキー4/炎の友情


ざっくりとあらすじ
ロッキー3のラストシーンから話が始まる。「最強のチャンピオン」になったロッキー・バルボアの前に、当時冷戦下でスポーツ交流などなかったソ連のアマチュア最強ボクサー、イワン・ドラゴが現れる。ロッキーとのエキシビションマッチを希望するドラゴ陣営だが、かつてロッキーのライバルであったアポロ・クリード(アドニス・クリードの父)が挑戦を受けることになる。ピークは過ぎ、なおかつ調整不足のまま試合に臨むアポロだったが、不幸にもその試合で死んでしまうことになる。リベンジのためにソ連に乗り込むロッキーの運命は・・・!?



感想と考察(ネタバレ含む)

①ライバルに一度敗北
②修行する
③リベンジ

古くから使われてきた陳腐な展開ではあるのですが、それは人の心に訴えかけやすいからこそ繰り返し使われる展開であり、王道でもあります。このありがちな展開に如何に熱量を持たせられるか、作品の成否はその一点にかかっています。

その意味で言えば、ロッキー4/炎の友情は、この陳腐でありつつも王道である展開を、圧倒的な熱量を持って駆け抜ける印象です。

①ライバルに一度敗北
今回、ロッキー・バルボアは「最強のチャンピオン」という設定です。かつてのライバルであるアポロ・クリードが、ソ連のアマチュア最強の人間兵器イワン・ドラゴに敗北し、死んでしまいます。

・かつてのライバルが新たなライバルに敗北する。
・新たなライバルは米ソ冷戦時代の国家を背負った敵でもある。

コテコテなのですが、熱い! アポロが戦う理由は「衰えゆく自分と戦うため」、ドラゴが戦う理由は「ソ連という国家の威信をかけて」。この明白な両者のモチベーションが、コテコテ展開に説得力を持たせます。


②修行する
この修行シーンがまた見事。ドラゴは当時最新の機器を使った「科学的なトレーニング」であるのに対し、ロッキーが行うのは山に篭もって自然を相手にする「野性的なトレーニング」です。これが対比として描かれます。

こういうシンプルな戦いのストーリーにおいて、修行シーンは本当に大事なんですよ。クリード2でも対比的にトレーニングシーンが描かれていましたが、ロッキー4の描写には全然かなわないな~


③リベンジ
最初は劣勢が続くが形勢が次第に逆転していく。これが、ロッキーvsドラゴであると同時に、ロッキーvsソ連の観客という描写としても描かれます。

どうせ最後勝つんでしょ?という予定調和を忘れさせる演出になっていて、すばらしいと思います。

最後、「2000万人が殺しあうよりはずっといい」とか「誰でも変われるのです!」というのはレーガン政権当時の政治的メッセージでもありますが、それはご愛嬌。


このように、中二病患者のツボをグイグイ押してくる激熱どストレート物語になっています。

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その他良い点。
・史上最強のブサカワ・エイドリアンの「来ちゃった」
ロッキーの嫁のエイドリアンの、絶妙なブサカワ具合を改めて思い知りました(笑)
エイドリアンがモデルのようなスタイル抜群美女だったら、ロッキーの物語にリアリティーがなくなるんですね。ちょうどいいブサカワっぷり(と兄のポーリーのクズっぷり)が、ロッキーの成り上がり物語に説得力を持たせています。

そんなエイドリアンの「あなたドラゴに殺されちゃうわ!私、知らない!」からの、ソ連の山奥への「私、やっぱり来ちゃった」w。中二病スイッチを押しまくりwww

・アポロ・クリード
クリード2を見たばかりなので、どうしてもアドニス・クリードと比べてしまうのですが、やっぱりアポロの方が魅力あるキャラですね。クリードシリーズの成否は、本当の意味でアドニスがアポロを超えれるかどうかにかかっていると思いました。

・80年代ミュージック
今度続編が作られるトップガンのDanger zoneとか、グーニーズのGood enoughとか、とにかく80年代映画は耳に残る名曲(80年代ポップス)が多いですが、ロッキー4も名曲のオンパレード。アポロ・クリードのLiving in America(ジェームス・ブラウン)やEye of the tiger(サバイバー)は、今でも日本のバラエティー番組で使われたりすることがありますね。クリード2でも現代風にアレンジして使用して欲しかった!


ただ、アナログ映像をデジタル映像に変換している影響もあるでしょうが、今見ると画像がすごく古臭く感じますね。まあ、これは仕方ないのですが。。。


総合評価
「いま一度、中二病精神を!」笑
★★★★☆  4点

疲れたサラリーマンも見るときっと元気が出る

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