インド太平洋 メモ 世界のニュース 重要な出来事

アフリカへの債務管理助言は「蟻の一穴天下の破れ」となるか?

投稿日:

 

2019年8月に横浜で開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が閉幕いたしました。このニュースについて、私が特に注目したのは「アフリカ諸国への債務管理助言」です。備忘録としてここにメモしておきます。

アフリカで債務管理助言(SankeiBiz)

自由で開かれたインド太平洋はアフリカへ向かう

今までのアフリカ開発会議は、正直なところ「あ~また何かやっているな~」「アフリカ諸国へのバラマキだな~」と冷ややかに見ていたのですが、今回は極めて大きなできごとがあったと思います。

それは「インド太平洋戦略」にアフリカ諸国を組み込む決意を日本が示したということです。これは重要な出来事かも知れません。


出典:photoACカメラ兄さん

一帯一路 vs 自由で開かれたインド太平洋

一帯一路は中国が主導する巨大経済圏構想ですが、相手国を借金漬けにするいわゆる「債務のワナ」が問題になっていました。一方で、自由で開かれたインド太平洋は日米が主導する構想で、「一帯一路に対抗するものではない」「一帯一路とは共存できる」と政府は言っていますが、実際のところは中国とは異なる価値観を提示するものとなっています。

その構想が、ついにアフリカまで視野に入れたか~としみじみと思いながらテレビの報道等を眺めていました。

ただし、中国のように巨額のマネーを投入することはできないので、日本のやり方は「あくまで民間」「選択と集中」というやり方になっています。

中国は相手国政府に巨額の融資を行うことで一帯一路を促進していますが、日本はあくまで民間にやらせるというスタイル。それは、日本政府が言うように「一帯一路を補完する手段である」と主張できる一方、民間に力をつけさせて中国をけん制するという、まさに「王手飛車取り」の構造になっています。

日本もこんな外交ができるようになったんだね~(-_- )シミジミ

そして債務管理指導でイニシアチブを奪い返す

そして今回注目した、

  1. 今後3年で延べ30カ国の財政担当者に公的債務やリスク管理の研修を実施する
  2. ガーナとザンビアに債務管理を助言する専門家を派遣する

ということ。これは、すごいですよ。すごく地味で、それほどお金もかからないことなんですが、一帯一路を崩壊させる蟻の一穴になる可能性があるのではと思います。金やインフラも大事ですけど、教育と信用も大事ですからね。日本は後者を取りに行った。

債務管理問題の専門家がアフリカ諸国で育てば、債務のワナの問題点をアフリカ諸国自身が主張するようになるはずですから。

これは「王手飛車取り」後に「さらにマウンティングしてしまおう」というしたたかな思惑があるように思います。

さて・・・過大評価しすぎですかね(笑)? 答え合わせは10年後!

スポンサーリンク

-インド太平洋, メモ, 世界のニュース, 重要な出来事

Copyright© 世界のニュースを映画批評風に考察してみるブログ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.