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いつだってやめられる3部作パート2:コメディの皮を被った超名作はさらに進化する!

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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2作目)の感想と考察 (2017年)

ざっくりとあらすじ

刑務所服役中の主人公ピエトロ・ズィンニですが、今回は薬物撲滅のために警察から協力を求められます。新たな3人の不遇の研究者たちを仲間に加え、薬物摘発に奮闘。そこで遭遇したSOPOX(ソポックス)という謎のドラッグ。最後の最後にSOPOXの正体が明かされる、衝撃的な引き・・・

感想と考察(ネタバレ含みます)

2作目で主人公たちは「警察側」なので、1作目よりは感情移入しやすい構成になっています。作中で考古学者が言う台詞「人生の中でこれほど誰かの役に立っていると思ったことはない」というのはとても深い台詞です。


おじさんたちのキャラも立って愛着もわいてきたためか、思わず笑ってしまうようなシーンもいくつかあります。

頭脳を駆使して策を弄しても、どんくさくて計画通りに実行できない研究者たちの姿が愛らしい。

「GPSは中で、見張りは外!」

基本的な、いわゆる”天丼”なんですが、設定が面白すぎて思わず笑ってしまいます。

また数学者バルトロメオが列車から転落していくシーン。その絶妙な”間”と、役者さんの素晴らしい演技(一度着地した、と思わせてからの慌てぶり)で、見事なまでのシュールな映像になっています。

SOPOXにたどり着く上での鍵になるのが、前作で薬物中毒になってしまい、今作でリハビリ中の計算化学者アルベルト。せっかくドラッグを断っていたのに、SOPOXの謎が解けずにイラついて再び薬物に手を出してしまいます。そして見た映像の中で遭遇する「クロマトグラフ」。

ドラッグのためにピンチに陥ったが、結局ドラッグに救われるというのも何だか微妙なのですが、人間の弱さとドラッグによる潜在能力の引き出され方の怖さ(今回は役に立ったが)が描写された良い脚本と感じました。

①映像と音楽がかっこいい

1作目からそうなんですが、2作目の方が爽快感のある作品になっていることもあって、アメリを彷彿とさせるような原色強めの映像と、ダサいけどかっこいい研究者ギャング団のBGMに酔いひしれます。1作目よりも感情移入しやすいため、その世界観に没頭しやすいです。


②ピエトロ・ズィンニの嘘が気にならなくなってくる


今回は、極秘裏に警察に協力するという設定なので、警察側で動いているということを口外できません。従って、恋人にもやむを得ず嘘をつかざるを得ない状況になっています。映画を観ている側からすれば、ピエトロ・ズィンニの「その場しのぎのために嘘をついてしまう」というキャラが、「大儀名分のために嘘をつかざるを得ない」というようにアップデートされます。

仲間たちをそそのかすワード「俺たちは最高の頭脳だ」も、不遇の研究者たちの立場を考えれば熱い展開です 笑

3作通しての感想と考察は、3作目のあとに記載します。

関連記事:
いつだってやめられる3部作 パート1
いつだってやめられる3部作 パート2
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